美人女子高生Mちゃんが一日一問経済クイズを出しちゃいます。→出してません。経済解説ブログに退化。
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先週でしょうか、今年の4月から新卒で某大手証券会社に勤めている方に
会う機会があり、ほんの少しだけお話しをしてきました。
その方に恨みは全くないのですが、ほんのちょっと違和感を感じたので今日はそのお話をば。
今日の日記のまとめ
・根拠なく中国株投信を薦める営業マン
・営業マンは既に騙されている(?)
●なにかかみ合わぬ会話
その方はリテールの営業をやっているそうで、
街で中小企業を見つけては飛び入り、社長を呼んで投資をしませんか、
と話しを進める 俗に言う飛び込み営業をしているとのこと。
話はオススメの銘柄、人気の商品などに及び、
ふと思いつきで、 投信ってのは人気はあるんですかねー? と聞いてみたところ
もちろん人気で、彼は中国株の投信がいいと太鼓判を押していた。
いやー、でも中国はいまバブルじゃないっすか?という流れになり、
彼は オリンピックまでは確実、10年の万博まではいける。と見通しを教えてくれた。
この話しを聞いたとき、この証券会社では上司から
中国株の投信を売れとの指示(というより社内のムード?)があるのではないかと感じた。
だって投信って3,4ヶ月とかの投資じゃなくて、1年単位だよね??
北京五輪は来年8月。
投信の対象としての魅力はなくなりつつあるのにもかかわらず強く薦めるのは何故だろう。
●そういえば思い出すライアーズポーカーのお話し
春休みに1980年代のアメリカのウォール街を描いた暴露本の名著ライアーズ・ポーカーを読んだ。
物語中で主人公がソロモンの債券セールスマンになり、初めての顧客に売った商品がAT&Tの債券だった。
当時ソロモンではAT&Tの債券を大量に抱え込み、
かつその価格は下落する見通しが(トレーダーの間で)立てられていた。
そんな中で古株のトレーダーが新入りのセールスマンにAT&T債券を口八丁で薦め、
セールスマンはその受け売りを顧客に説明して、見事AT&T債券をさる機関投資家に売り込むことに成功する。
しかしその後AT&Tの債券価格は見通しどおりに下がり続け、買った機関投資家は数ヵ月後「飛んで」しまう。
つまり、新入りのセールスマンはトレーダーに適当なことを教え込まれ、騙されたのだ。
●既に騙されている営業マンと証券会社の沽券
ライアーズポーカーの話ほど直接的ではないだろうが、冒頭に書いた某証券会社では
何気なく社内で中国株投信がいい、といったムードを何気なく作り上げてるのではないだろうか。
そして新入社員も知らず知らずの間に、ああ、いいんだ、と思ってしまうような。
人を騙すのならまずは身内から騙すものである。
証券会社としては投信を買う手数料と、相場が早く天井を打って客が投信を解約すれば余計手数料が入る。
それに「投信販売、銀行窓口が証券会社を超える」といったニュースが出ている現在、
証券会社では投信の販売シェアを取り戻すために躍起になっているはずだ。
以上はふと感じた違和感から妄想に妄想を重ねたただの憶測記事だということは明記しておこう。
でも案外こんなもんかもね。
最後に私が話した方のお言葉で今日を〆たいと思う。
この業界の人間がどれだけテキトーだが入社してわかったよ。
「身内ほど抜け」と言うのを聞いた事がありますなぁ・・・
身内ほどというのは
身内だから抜いても許してくれるからなんでしょうかねw
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