朝日の記事で興味深い記事があったので紹介。
寄付は過去最低、パーティー収入は最高 06年政治資金(Asahi.com)
内容をまとめると
・すべての政党や政治団体が06年に集めた政治資金は2690億円
・前年より7%減で85年以来の低水準。
・寄付が減ってパーティー収入が増えた。(寄付15%減の834億円、パーティー21%増で273億円)
というもの
●額についての考察
2700億円というのはちょっと驚いた。
というのも政党には政党助成金といって国民一人当たり250円の税金が投入されている。
この助成金が300億円で、(議席数だとか得票率をもとに政党に分配される)
その助成金の10倍近くもよそであつめてるってのもすげー話だよな。
そもそもこの助成金を出そうという法律(政党助成法)の成り立ちが、
・政党の資金は寄付金に支えられてる。これって癒着を招いていてね?
・個人や企業からの献金は制限しよう。
・その代わり税金で助成してやっからよ。
とのことで94年に小選挙区制と並んで政治改革として導入されたわけだ。
この記事をみると、つまり政党と政治家が必要としているお金は2700億円くらいってことになる。
それなのに300億円の政党助成金っておかしいよな。全然たりてねえ。
そして300億円税金投入してるんだから、カネまわりはキレイにしろという最近の風潮も。
身辺きれいにするには10倍のお金が必要みたいですよ。
●パー券と寄付金
この2つってほとんど何も変わらない。パー券は企業や団体、個人に頼んで
じゃ、100枚買ってくれや。 って頼むものだから。
ちなみにこの政治資金パーティー、開発したのは森善朗らしい。
しかし寄付とパーティーあわせても1100億円じゃん。のこりの1600億はどう集めてるのよ。
あともうひとつ、前年比-7%ってのは2005年は選挙があって、
06年はなかったってのがでかく、単純には比べられないトコもご注意。
久々の日記なので軽めなお話でした。
p.s.
ちなみに記事の最後に出てる曽根先生、院試で面接官でした。
まじトラウマ。
プラップジャパンとフライシュマンヒラードについて教えてくださいって、それ日本政治の話ですか。
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