「双子の赤字」「多大な貿易赤字」
こんな見出し、新聞なんかでみたことありませんか?
アメリカという国(とその国民か。笑)は消費することが大好きな国で
世界各国から財を輸入をして、その財を消費しています。
商品を輸入してるのに、自国からは輸出しないので、お金は他国に流れたままです。
アヘン輸出前のイギリスと清を想像してください。
イギリスは清へのお茶の支払いで国内の銀がなくなってしまいましたよね?
アメリカはイギリスみたいになっていいはずなんです。
すなわち、ドルが他の国に流れっぱなしなので、国内のドルが不足してデフレが起こってもおかしくない。
(にもかかわらずアメリカの金利はついこの前まで引き上げられていました。)
そこで問題。
Q:アメリカは経常赤字となっているがなぜデフレとならないのか?
ヒント①デフレになるためには国内のドルが減ってなきゃいけない。
ヒント②黒字国は貿易とは見えないところでアメリカから何か買ってる??
答えは下をドラッグすると出るよ☆
答え
貿易黒字国はアメリカの国債を買い捲っているため。
貿易黒字国はアメリカに財を輸出しますよね。
その対価としてお金を払ってもらいます。
当然アメリカからドルの流出が起こるはずです。 しかし!!!
黒字国はその儲かった分のドルでアメリカ国債を買っているのです。
アメリカ国債を買うと、ドルはアメリカに支払われ、国債が黒字国に行く訳です。
そんなわけでアメリカにドルの不足は起こっていないんです。
外貨準備高ってありますよね。あれのほとんどは現物のドルではなく、アメリカ国債なんです。
つまり外貨準備高の高い国=アメリカとの貿易で儲かった金でアメ国債を買った結果。
ってことなのよ。
どうでしょう、中国の外貨準備高が日本のそれを抜いたニュース、少し面白なった感じしませんか?
続きは書評
依田孝昭
ザ・ファンドマネジャー その仕事と投資哲学
を読みました。
ファンドマネージャーという仕事はよく聞くけど
じゃあ一体実際には何する人なの??
アナリスト、ストラテジスト、トレーダーとどう違うの??
なんて疑問に答えてくれる本でした。
個人的には彼の持っている相場哲学も気に入りましたが、
後半は実際の運用方法になっちゃっててイマイチ。
ありふれたハウツー投資本みたいな。
投資銀行目指してる人で将来ファンドマネージャーになりたいなーって思ってる人はチェック。
そういや話変わるけど、自分は日系のIBは今後伸びると思います。
むしろ伸ばさなきゃいけない。
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