今年五月から施行される「三角合併」。
どういう制度かいまいちわからない人も問題を解いて理解しちゃおう。
答えは→の横をドラッグしてね☆
Q1 外資が関係してるみたいだけど、今までとどう違うの?
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今まで外資系の企業は、日本企業を買収する際、現金でしか買収できなかったのです。
Q2 三角合併を使って買収するときは何で(株を買う代金を)支払うの?
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買収する側の企業の株が支払われます。
Q3 株式交換とどうちがうのよ?
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三角合併では、買収する側の外国の企業は日本に子会社を作って、その子会社と買収された企業が合併することになります。
ただし、買収される企業の株主には買収する側の親会社の株を割り当てる点(以前はここが現金でしか許されてなかった。)で「三角関係」になります。だから三角合併。
Q4 なんでいままで禁止されてたのよ?
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例えば私が新日鉄の株を買ったとします。ところがアルセロールミッタルが新日鉄に対して三角合併を行うと、私は新日鉄の株主ではなくアルセロールミッタルの株主になってしまうのです。
今後株主総会に行くにもオランダまでいかなきゃいけない。そんなん理不尽だ!!!ということで今まで外資系の買収の対価交換は現金に限られていました。
Q5 あれ、そういえば1年延びたんだっけ?
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実は2006年の5月からでしたが、一年延びて今年の5月からになりました。
Q6 なんで日本企業が食われる!とか言われてるの?
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おもに2つの点から言えます。1つめはいままで外資系の企業がM&Aをするときは現金に限られていたことです。つまり資金調達をする手間や余分なコストが掛かっていたのですが、現金を伴わない株式交換による買収ということでこの手間が省けるようになりました(買収機会の増加)。
2つ目は日本の企業は概して同じ規模の外国の会社と比べて時価総額が低いという点です。
やっつけですみません。また今度書き直すかも。
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